社会人が大学院に進学する際に考えること
夜勤明けの悦び
最近夜勤明けのビールが旨い。
長時間労働後のこの一杯がたまらんのだ。
大学院に合格し、今年度いっぱいで一旦看護業界から離れることになる。
ここで今一度、自分の将来について考えを巡らすことにする。
①なぜ大学院進学なのか?
看護師として、社会人として10数年経ち、それなりにこの医療業界で働くことができるようになったと思う。
今後、もし看護の世界でのキャリアを考えるなら
- 専門、認定看護師を目指す
- 師長などの管理職を目指す
- ジェネラリストとして、臨床実践能力を突き詰めていく
などが挙げられる。
しかし、加齢とともに(ブルーベリーは30代半ば...)病棟で日勤や夜勤業務をこなしていくことが肉体的にしんどくなってきたこともあり、ジェネラリストは正直厳しい。(50、60代になっても臨床の現場でバリバリ働いている人達は超人か何かだろうか?)
ならば専門看護師や認定看護師を目指すか。どちらにしても、一度臨床を離れて大学院や研修施設で半年〜2年間勉強した後、臨床に戻らなければならない。(一般的にはそうであろう)
しかし、臨床に戻っても専門・認定看護師の資格によって給料が上がっても月々4000、5000円程度の手当がつくだけ、と巷では聞く(私の勤める大学病院ではそのようだ)
そのため費用対効果に合わないような気がする。
師長などの管理職を目指すのはどうか?
私の周囲ではちらほら同年代の看護師が主任などの管理職に就くことが増えてきた。
昇格というやつだ。
しかし話に聞くと業務量が増えただけで給料も上がらないことが多いらしい。確かに彼らと一緒に飲みに行っても奢ってくれない(笑)
「自分に部下を管理ができるのか」、と心に問いかけてみたがどうも違う。病院のような女性社会に住む看護師達を管理できる自信などあるわけがない。
それならば自分の興味がある公衆衛生分野の大学院に進学し、病院の外で働く道を検討する手段にしたいと考えるに至った。
②卒業後はどうするのか?
まだ未定。
ただ日本に来た外国人や貧困層を支援するような業種に就きたい思いがある。チャンスがあれば外国(アジア、東ヨーロッパ)での保健活動を経験したい。
看護師は常勤ではなく、バイトで生活費を稼ぐ手段にしたい。
③今いる病院にいるメリット・デメリット
メリット:
・収入が安定する
・家族に負担をかけない
・転居に伴う金銭的な負担がなくなる
デメリット:
・体力がしんどい、身体を壊すリスクが高い
・2交代制の勤務体系のため家族との時間を取りづらい
・看護業務しか行わないので新しい知識や技術を身につけづらい環境にある(個人的には)
④家族のこと
大学院は関東圏なので家族も一緒に転居することになる。
しかし、4月に一緒に転居するためには少なくとも2月中までに転居先を見つけておかないとならない。在職中にそれは厳しいので一旦シェアハウスなどに入居し、単身で関東に突撃しようかと画策している。
⑤在学中の経済的な不安
大学院在学中の収入の柱は3つ
・学生支援機構の奨学金
・専門職大学院で学ぶことによる教育訓練給付金と退職に伴う失業手当(一般的に大学院在学中は勉強が本分であり、求職中ではないため失業手当の受給対象にはならないが、専門職大学院在学中は失業手当が給付される:ハローワークに確認済み)
・週1回程度の夜勤バイト
これらの収入により月30万円程度は手に入れることができそうである(厳密に言えば奨学金は借金でありできるだけ使いたくないが)
①〜⑤の問題点を鑑みても、大学院へ進学し学んでいきたいところである。